介護施設における発熱時看護を考える①
昔、ダブルワークで訪問看護や介護施設で勤務していたんですが、よくあるトラブルとして転倒と発熱がありました。
転倒対応は、あながち簡単なので発熱時の対応を振り返ってみます。
注:あくまで私の経験則での話です。キチンと施設のマニュアルに沿うか、すぐに医療機関を受診する事が望ましいです。
まず私は発熱があった際は、発熱の程度を考えます。
37.5℃以下で活気あれば経過観察、その後の発熱上昇具合を観察します。
37.6℃以上で対応を考えます。
本人が希望しない限りクーリングはしません。
冷やすと余計に発熱する場合があるからです(発熱のセットポイントが上がる)
もしクーリングをするとしても解熱期に入ってから、つまり発熱の最高点を過ぎた時からです。
ちなみに解熱期に入れば勝手に熱は下がります。
だからクーリングはしません。
まずは発熱の原因を考えます。
まずは最悪のケースから考えるとインフルエンザです。
時期が違ったり、他に発熱者がいない場合は一旦
除外します。
可能性が懸念される場合は隔離、受診を考えます。
次に尿路感染、施設で特に多いのが腎盂腎炎です。
腎臓は後腹膜臓器なので背腰部痛がないか確認します。
自覚が乏しいなら強めに背腰部を打診します。
痛がるなら腎盂腎炎を懸念し、受診します。
聴診で肺雑音が聴診できれば肺炎を考えます。
たとえspo2の値が、よくても喘鳴や頻脈、浅表性で頻呼吸ならば受診を考えます。
本日は、ここまで
また、続きは次回に。
高校与太郎物語
いつもド底辺の不良高校出身ですと話すんですが、誰も信じてくれません。
でも間違いなく、そんな高校を卒業したんです。
「いや、また誇張してるだけでしょー?うちも不良高校だったよ」なんて言うアナタ。
どれだけ私の高校が不良高校だったか比べてみてください。
不良高校その①
「学校の柵に有刺鉄線が巻かれている」
はい、これは生徒が逃げださないようにという目的と他所の学生が乗り込んでこないようにする為に囲ってありました。
刑務所やん
不良高校その②
「廊下の端を歩いてはならない」
入学した時に担任からのオリエンテーションで初めて教わったのがコレです。一休さんのトンチじゃないですよ。これはですね、廊下の端を歩いていると用務室から手が出てきて引き込まれてしまうんですねー。
心霊的なものじゃないですよ?用務室にタムロしてる不良が他の生徒を引き込んでボコボコにしてお金を奪うんですねー。教師が用務室に駆けつけてると、ボコボコにされた生徒以外に誰もいないという現象が起きるんです。怖いですねー。
不良高校その③
「◯◯狩り」
どんな高校だったの?と聞かれるとビーバップハイスクールみたいな感じでしたと答えるんですが、ビーバップではボンタン狩りというものがありまして、いわゆる他校の生徒のズボンを奪うんですね。しかし、そんなものは甘いです。だってボンタンという不良しか履いてないズボンを狙う訳ですから。私の高校では◯◯狩りというのがあってですね。◯には私の高校の名前が入ります。
つまり、他校の生徒がウチの高校の制服を着た人間を狩ろうとするんですよ。
不良高校のTOPでしたから、そんな高校の生徒を狩ったら自慢出来るんですよね。いやー怖かったですよ。突然見ず知らずの相手から襲われる訳ですから。
私も狩られた事があります。しかし、非暴力主義なので殴られて殴り返すなんて事はしません。殴られて反対の頬を出すなんて聖人みたいな事もしません。
じゃあ、どうしてたか?
殴られてたら一歩踏み込む。コレだね。
相手にとっては恐怖なんですよ。殴れば殴る分だけ近寄ってくるんだから。これで殴らずに相手が逃げた事があります。ただ、こっちボコボコなんですけどね。
これでついたアダ名が「ターミネーター」
いや、機械じゃないし。
不良高校その④
「学園祭は24時間耐久」
ここまできた不良高校だとね、学園祭だって生半可な事はしませんよ。なんと18歳未満なのに24時間マラソンしちゃうんです。交代しながらなんだけどね。
でも考えてみてください。深夜2時なんてマラソン生徒と教師しか学校にいないんですよ?観客もいないし、なんの為にやるのか?という感じですよ。
でも、筋金入りの不良は走っちゃうんです。自分にいかに根性があるかを見せたいんですよ。校庭のトラックを、ぐるぐる回るだけで1人20周でいいのに50周くらい回っちゃう奴とかね。「俺の生き様見せてやるよ!」ってね。それ、カッコイイね。カッコイイけど、他が何て言うかな。
最終的には服とか脱ぎ出すしね。
そんなクレイジーな学園祭ですよ。
さて、4つ紹介させていただきました。
アナタの高校は、どうでしたか?
ウチは、もっと凄かったぜ!っていう人いたら、紹介してください。
それでは
7:1看護について物申したい
日本の入院基本料金で最も手厚い7:1看護配置。
いわゆる急性期病院での看護配置になります。
うちは7:1なんで〜
7:1看護って、いいよね〜
と言う方、ちょっと待って!
本当に7:1看護の事をご存知ですか?
今回は、そんな7:1看護配置基準についてのお話。
さて、7:1看護配置は、その名の通り看護師1人が患者7人を受け持つ配置基準ですが、これが何故できたのか。
日本は先進国の中でも医療サービスが発達していない国の一つでした。
医療技術は高いのですが医療サービス、いわゆる看護サービスが高くなかったのです。
そこで海外の看護配置基準を真似した訳ですね。
海外の看護配置基準は7:1が主流です。
と言うか海外では7:1が一般の最低基準なのです。
(特別な認可があれば15:1が可能)
何故か?
看護師か少なければ医療ミスが起こりますよね?
看護配置基準が悪ければ危ないから、海外では7:1看護配置を下回れば違法なのです。
いいですか?
海外では7:1看護配置を下回れば危ないから違法なんです。
さて、日本の看護配置に戻りましょう。
日本も7:1看護配置です。
これは海外を模倣したものです。
7:1看護とは「常、何時も7:1」でなければなりません。
昼間であっても、準夜であっても、深夜であっても常時7:1であることが7:1看護なのです。
日本でも7:1看護配置基準について、厚生労働省の告示で、こう明記されています。
「当該病棟において、一日に看護を行う看護職員の数は、常時、当該病棟の入院患者数が七又はその端数を増すごとに一以上であること。ただし、当該病棟における夜勤を行う看護職員の数は、前段の規定にかかわらず、二以上であることとする」
はい、つまりはですね。最初の文で、常時7:1看護配置にしないといけませんよ。と書かれている訳です。
常時7:1看護配置は、前述した通りに朝も昼も夜も常に7:1看護配置と言う事です。
はい、ここで疑問が出てきますよね。
夜勤は、そんなに看護師いないじゃない?
そうなんです。文章の後半を見てください。
夜勤看護師は2人以上いれば良いことになってますね。
はい、矛盾していますね。
海外と同じ医療サービスにするために、海外と同じ「常時7:1」にしたいが日本では病院が多すぎで、一つの病院に看護師が集まらないので常時7:1看護と明文化しつつも、夜勤看護師は2人以上いれば良いとしている訳です。
これは常時配置ではなく、常勤配置と言うものになります。
そりゃそうですよ。常時7:1看護配置をしようと思えば約50床の病棟で、看護師は80人程は必要になりますから。
さて、では日本での7:1看護配置は、本当の常時7:1看護配置に換算すると、どれくらいになるかと言うと15:1です。
みなさん、思い出してください。
冒頭で言った海外では7:1看護配置を下回れば違法であるということを。
そう、日本の7:1看護配置は海外でみれば15:1で違法になるんです。
危ないんです、ミスが起こるんです。
インシデントが出て当たり前なんです。
もう少し、看護配置を現実的に考えなければ日本の看護サービスも危ういかもしれません。
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